ガックリです。
大都市の大深度地下を直径16メートルの大型シールドマシンが掘削するのは史上初めてのことなので、なにかしらトラブルが起きないほうがおかしいとは思ってましたが、まさか地上が陥没するとは。
今のところ因果関係は不明ですが、直上だけに、関係ないと考えるほうが困難でしょう。
考えられる原因は、シールドマシンが過剰に土を取り込んでしまったことで空隙ができたか、あるいは地下水の流れが変わるなどして空隙が生まれたか、といったところでしょうか。
東京外環トンネル施工等検討委員会は、地中の空洞の有無を調べるため、陥没箇所周辺の公道を高解像度地中レーダーシステムと音響トモグラフィで調査するとともに、陥没地点からシールドの掘削深さ1m上までボーリング調査を行うとのことですが、それで原因がわかればいいんですが。
福岡市の地下鉄工事陥没事故(ナトム工法)では、調査と対策のため開業目標が2年遅れ。
今年6月の横浜環状2号線陥没事故(シールド工法)は、過剰掘削が原因と判明し、2か月後に工事を再開しています。
横浜市の事故は幹線道路の陥没だったので、再開が比較的早かったですが、今回は住宅地だけに、原因がわかっても掘削再開までかなり時間がかかる予感がします。
外環道東京区間の開通は、2025年頃かな? と思ってましたが、とりあえず今回の事故で、1~2年遅れは覚悟したほうがいいかもしれません。
是非もなし……。
清水草一Facebook個人ページにて、そういち徒然草へのコメントをお待ちしております!