時代の流れには逆らえません。
内装も信じられないくらいキレイ! 新車みたい! 30年近くたってるのに! しかも、不人気だった348なのに!
10年くらい前、348がサンキュッパとかで売られていた頃は、目にする348はたいていちょっとボロかったです。値段が安いがゆえに、お金をかけてもらえないから……と思っていました。
ユーザーからもフェラーリ本社からも見捨てられた、超不人気モデル・348。ボロくなるいっぽうで、いずれこの世から消えてしまうのではないかとすら思いました。
ところが! 中古フェラーリの高騰で348も高くなると、こんなに大事にされていた348が、市場に出てくるようになったんです! やっぱりフェラーリはフェラーリ。ちゃんと大事にしていた方はいっぱいいたんだなぁ。涙が出ます。
でも、こういった個体は、今、だいだい1000万円。昔の値段を知っている一般人は、突撃する元気を失っています。
ちょうど1か月ほど前、徒然草で598万円のモンディアルを取り上げて、「フェラーリをあきらめるな!」と書きましたが、問い合わせはすべて富裕層からで、貧乏人からは1件もなかったそうです。
エノテン「結局、他に何台もフェラーリをお持ちの富裕層のお客様がお買いになりました。悲しくって涙が出ますウフフフフ~」
私はかつて『そのフェラーリください!』とか、『貧乏人はフェラーリを買へ!』といった本を出し、フェラーリの大衆化を促進しましたが、そういう時代は終わったのだと実感するしかありません。
ゴーキュッパなら、元気があれば買えるはずなんだけどなぁ。
もうみんな、元気がないんですね……。スーパーカーブーマーも高齢化しましたし。
でも、こっちのスーパーカーならまだ買えます!
総額40万円で買えるロータス・ヨーロッパです!
かつてのフェラーリ予備軍の皆さん! 予備軍のまま終わったみなさん!
軽トラに行きましょう! 元気が出ますヨ!
清水草一Facebook個人ページにて、そういち徒然草へのコメントをお待ちしております!