
75年に登場した308は、ディーノの正しい後継モデルと言われている。3リッターV8エンジンをディーノ同様横置きミドシップとした2シータークーペで、車体後端に小さいトランクがついているところまで同じだ。
328へと継承された308のデザインは、「これぞフェラーリ」の原点。カーグラTVのオープニング場面の影響かな? しかし、高速道路で308や328を見かけると「ああ、スーパーカーだ‥‥」と溜め息をつかずにはおれない美しさに満ちている。
308には大きく分けて3種類ある。最初がキャブ仕様(75〜80年)で255馬力。中でも76年までのモデルはボディがFRP製で極めて軽量だったが、アメリカでの安全基準の対応のため77年以降すべてスチール製に変わり、同時に車重は1090kgから1265kgへと大幅に増加した。
この次がインジェクション仕様(80〜82年)で214馬力。排ガス規制への対応で大幅にパワーダウンしてます。最後が4バルブのクワトロヴァルヴォーレ(82〜85年)で240馬力だ。落ちたパワーを4バルブ化によって補ったのですね。
私は最後のクワトロヴァルヴォーレにしか乗ったことがないが、印象はイマイチでした。とにかくエンジンがあまり気持ちよくなくて。しかし、内装のスイッチ類など、雰囲気はほぼ完全に風情満点のクラシックカー。328以降のクルマとはまったく別の、アンチークな味わいに満ちている。
308は、クラッシックカーと割り切って乗るなら最高だ。それ以上のことは望んではいけないだろう。






