
マリオ高野の下流試乗記
まさに全能なる神のようなクルマです。ダサかったはずの外観はわずかなローダウンと、グリルに赤いラインを付け足しただけで高性能車オーラを発散させるところは、欧州過激ハッチの王者6代目の伝統によるものでしょう。退屈でツマラナイと称される内装とて、その高精度感に溢れたスイッチの操作フィールを味わえば、これぞ伝統の質実剛健さとしてほおずりしたくなります。
先代モデルでも堪能できた、凡庸な腕のドライバーでも、まるでプロ級の腕になったかのように錯覚させてくれる鉄壁の安定感を伴ったハンドリングはさらに鋭さを増しておりますが、電子制御デフのおかげでコーナーの出口ではより早く、より自信満々にアクセルを全開にすることができるのが痛快です!
最先端をゆくパワートレーンの洗練度にもさらなる磨きがかかり、加速と快音のためにガソリンを1滴たりとも無駄にせず使い尽くしているかのような高効率フィールには、エコカー的な満足感さえ伴うようになりました。
しかも燃費は、メタクソに踏み倒した区間を含めてもリッター12kmを記録。乗り心地は硬めながらも、余裕で家族を納得させられるレベルです。欠点や死角はほぼ皆無の全能ぶりに、ただひたすら尊敬の念を抱くばかりでありました。
MJ参謀長の見解
こういうクルマを神と崇めるというのは、高性能洗濯機に土下座しているようなものだ。
一般的なクルマ好きが「いいクルマだ」と感動する要素には満ち満ちているが、それ以上のものではない。ゴルフは、一番下のグレードが最良であろう。







