
エンツォは快適かつ地上最速、という間違ったイメージができつつあるが、快適ってのはF40や50に比べればの話で、あれだけロードノイズが入ってくる市販車はそうない。
エンツォの何が恐ろしいか。
実を言うと、車両感覚です‥‥。どこまで幅があるのか、いまだによくわからない。
エンツォに乗ると、東京オートサロンに出てるような車高激低でエアロバリバリのチューニングカーの車幅を、2・5ートルにまで広げたみたいな感覚なんよ。でさ、今にも地面に付きそうなエアロが、全部ウルトラ高価なカーボンでしょ。そんなもんで公道走れないでちゅよ普通!
仮にエンツォを買ったとしても、乗るのは1年に4回くらいで十分。あとは飾っとくとか、レーサーに運転させて、それを助手席で楽しむとか、サーキットのコースサイドで眺めるとか、そういうのがいいと思う。見て自己満足してたほうがいいよ! 運転すると怖いから。
で、そこを押して運転するとですね、核融合パワーのように加速します。その感覚はひたすら情熱的で爆発的なもので、とても興奮するけどかなり疲れます。いや、一瞬フル加速すればもうお腹いっぱいって感じです。
操縦性は?
限界まで攻めたことがないのでわかりません‥‥。そんなことはできないし、しちゃいけないよ! 人の道として。
確かにエンツォはF1マチックだから、AT限定でも乗れる。でも、運転しやすいなんてのはまったくの誤解で、ユーザーのことなんかほとんど無視して、自らの理想のみを追いかけて作られた超ワガマママシンだ。他のスペチアーレ同様に。
そこが最高です、エンツォ様。








