
目黒ランプでAUTOモードを解除してパコパコと首都高に突入。サスはコンフォートモードのまま。うむう。首都高の路面の継ぎ目もそれなりにカイテキに乗り越えるぞ。さすがアストン。いやさ違ったフェラーリか。このままではイカン。スポーツモード、ON!
うおおおおお。
サスは驚くほどハードになり、継ぎ目がビシビシと内臓に響きはじめた。ようやく目を覚ましたか599よ。フェラーリ様はこうでなくては。ベンツの赤いのくらいの感覚で買った客が3日で売っ払いたくならないと!
では、そろそろアクセルを深めに踏ませていただこう。620馬力を解き放って、赤い奔馬の走りを見せてくれえっ!
あれ?
こ、こんなもんか?
その時俺の脳内に浮かんだのは「スカ」というセリフだった。
首都高を下り、都心のビジネス街へ向かう。ヤケだ。銀座で全開かまして高笑いして『蘇る金狼』ごっこでウサを晴らしてやる。
おっ、反対車線を赤灯回したマッポが。テメー、こっちは天下の治外法権フェラーリ599様だ。テメーらとはクラ~スが違うんだ。これをみさらせ! CRTカットで1速でフル加速信号グランプリスタート!
「ごおおおおおおおお~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!」
マッポをあざ笑うかのように後輪を空転させつつ、猛然とダッシュする赤き跳ね馬。銀座のビルの谷間に轟くフェラーリV12の咆哮。そーか、こうやりゃ音も聞こえるのか! 599はこう走ればよかったのか!!
(2007年1月13日 ROSSO)






