
俺がこの世で一番頭の血管が切れそうになるクルマ、それがフェラーリ・チャレンジストラダーレ!
だってだって、360モデナを25馬力増強して、さらになんと110kgも軽量化してるんだから! 110kgってったらとてつもない数字だからね。エアコンもオーディオも付けたままなのに、フツーそんなことぜってー不可能なはず。
サスにチタンを使ったりしておるらしいが、なんて甘美なゼイタクなんでしょう‥‥。
実際乗ってみると、軽い! マジ軽いっすよ! 小雨がパラつき始めた峠で、ド新車ってことでリミット6000rpmに自主規制して全開かましたが、コーナリングでは曲がり始めのレスポンスから舵の効き、すべてが違うし、サスペンションは超スポーティでありながら恐ろしいほどしなやかで、乗り心地も極めて良好。ド新車なのに‥‥。
ブレーキングはさらに違う。安心感のカタマリ。軽い上にカーボンセラミックブレーキついてっからなぁ。しかもABSの制御が別物。
ハンドル切りゃ死ぬほど曲がりまくり、サスはしなやかに動いて路面を離さず、さらにはブレーキがバカみたいに効くので、タイト&ウェットな峠の下りでも、鬼のような勢いで爆走できちまう。なんじゃこりゃ‥‥。
チャレストに試乗した直後、同じ峠を俺のウルトラスーパーカーで攻めてみたら、この死ぬほどすばらしいはずのウルトラスーパーカーが、ハンドル切るたびにモッサリ重く感じやがる。この、本来ハンドル切る前に曲がり始めるモデナ様が! ブレーキもヤケに頼りなく感じてねぇ。初めて乗った時は「このクルマなら瞬間停止できる!」と確信したのに。チャレストに対してウルトラスーパーカーは、ウェットの下りが明らかに怖かった! があぁぁぁぁぁぁ~ん。
いや、フツー攻めないんだよ、ミッドシップマシンでこういうコンディションだったら。だからウルトラスーパーカーはこれっぽっちも悪くない。チャレストが異常なの。
ただ、音に関しては、炸裂感、音質ともに、モデナ+キダスペシャルの方がはるかにすばらしかった。
ということで、音を除けばチャレンジストラダーレはあまりにもスバラシイ。本当にスバラシイ。チタンを使いまくり、モデナの弱点であった重心の高さをリヤアクリルガラスなどで克服し、空力的にも改善し、それでたったの2130万円(税抜き)というのは、恐ろしいほどお買い得だ。まさにやられたぜって感じである。






