
京阪間の新たな大動脈
開通効果は絶大だ
無料化から撤退し通勤割引もやめ長距離割引に統一を図るも、世論の反発を恐れて参院選明けまでは現状維持......という、も~理念もヘッタクレもなくなっている民主党の高速道路政策だが、それとは一切無関係に新規路線の建設は粛々と行われ、3月末には実に重要な路線が2本開通した。
その1は、首都高の中央環状新宿線。その2は、京都と大阪を結ぶ「第二京阪道路」だ。
第二京阪は、名前だけ聞くと地方の県道みたいだが、中身はすごい。総額1兆円以上をかけた6車線のピカピカの高速道路(と並行する一般道)なのだ! 関西の第三京浜と思えばいいでしょうか。
しかも第二京阪は両端で高速と接続してるので、ネットワーク効果は第三京浜と段違い。関西の道路交通に革命を起こす大動脈だ。
これが完成したことで、名古屋から大阪までの高速道路はほぼ完全に複線化され、8車線以上が確保された。これまで渋滞の名所だった名神の高槻バス停付近も、大いに改善が期待できる。
今後関西に残る大渋滞ポイントは中国道の宝塚トンネル付近のみ。こっちは新名神の高槻―神戸間が開通する平成30年度までそのまんまだが、京都―大阪間がスムーズに流れるだけでも関西の未来は少し明るい。
京滋バイパス上り・
瀬田東JCTの問題点
だた、京阪間にもまだ問題はある。
第二京阪は、途中から京滋バイパスにバトンタッチして滋賀県の瀬田東JCTで名神に合流、3キロ先の草津JCTで新名神と分流し、別ルートで名古屋へ向かう。
3キロの合流区間は、4車線+4車線の8車線が確保されている。また、京滋バイパスの下り線側も、瀬田東JCTから問題なく2車線が分流している。おかげで、開通直後の3連休、ここから大阪(門真)までほぼまったく渋滞が発生しなかった! 絶大な効果だ。
ところが反対の上り線側は、JCT手前で京滋バイパスが2車線から1車線へと狭くされちゃってるんだよ! しかも、もともと2車線で造ったのを、わざわざ1車線ふさいで、わざと渋滞を作っている!
実はここ、上り線側だけ曲率のキツいループで名神に連結されることで事故が多発。対策としてわざと狭くしてあるのだ。そのせいで休日には渋滞が発生、最後尾では追突事故が多発している。なんという愚行!
NEXCO西日本に問い合わせても、「改良の計画はありません」。せっかく1兆円かけて第二京阪を作ったのに、これじゃ上り線の渋滞は解消されない。
昨年、橋下大阪府知事は、京滋バイパスを「日本の大動脈にはなり得ない」と言って、新名神の建設凍結区間(大津―高槻間)の復活を要望したが、確かに上り線に関しては大動脈にはなり得ない。だって片側1車線だから。
でも、ここさえ改良すれば大動脈化は可能。新名神の建設凍結区間の200分の1の予算で可能なはずだ。こんな有意義な節約は滅多にない。サッサと着手してくれっつーの!
(2010年3月 週刊SPA! より抜粋)














