そういち徒然草

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驚異の上げ底タンク

日付/2012.01.11

 今日はアルトECOの試乗会に行きました。

 ミライースの「リッター30km」を、発表わずか2か月後に「リッター30.2km」で抜き返したアルトECO。

 燃費対策として、燃料タンク容量をたったの20リットルにしたことが注目され、「ズルで抜き返したんでしょ?」とも言われていますが、中身を見ると、エンジン・ミッションとも最新型に積み替えており、数か月で仕上げられるようなものではありません。

 ただ、例のガソリンタンク、ガワは30リットルのままで、中に仕切りを入れて20リットルにしてるんだそうです。
 新しくタンクの型を起こしたらコストかかるもんな~。
 それにしても、上げ底タンクとは……。

 理由は、国交省の燃費測定がタンク満タンで行われるから。
 容量が10リットル減れば、計測時の重量が7.5kg軽くできる。車体の軽量化はやり尽くし、そこに行き着いたようです。

 ま、容量がたった20リットルでも、リッター20km以上走るクルマなんで、航続距離は400kmなわけだから実用上問題はないですが、禁じ手に踏み込んだ感はあります。

 で、スズキのエンジニア氏にスバリ、「燃料タンクを10リットル小さくしたことで、燃費はどれくらいアップしたんですか?」と聞いてみました。

エンジニア氏「リッターあたり数十メートルくらいです」

 50メートルとして、リッター0.05kmか。そうなのかあ。面白いなあ。勉強になるなあ。

 エンジニアのみなさんは、燃費の向上に関する血のにじむような小さな努力の積み重ねを、熱く語ってくれました。

 確かにそうなんでしょう。
 でも、リッター30.2kmというハンパな数字はナゼ? 最後のコンマ2kmは、エイヤの対抗策でひねり出したんじゃ?

「0.2kmというのも、作り手からすれば非常に大きな数字でして、簡単に上げられるものではありません!」

 そうかあ。

 でもやっぱり、ミライースがリッター30kmを目指しているという情報を、たとえば半年くらい前にキャッチしていて、最後のリッター0.2kmは、かなり意識して出して来たんじゃないでしょうか。
 タイヤの空気圧も超高いしね。

 個人的にはこういう掟破りの全面戦争、自動車業界を盛り上げるために悪くないと思います。乗った感じも特に問題なかったし。


 ね、由美先生。